あくび/町田73
町田73「あくび」
ささくれみたいな恋をして
耳くそみたいな性格になった
髪をとかすたび君に舌打ち
君は無心でメイクを続ける
ささくれみたいな恋をして
耳くそみたいな音楽を鳴らす
君が笑った、それが嫌だった
そんな自分に安心してた
でも、
やっぱりあっちがよくて
でも、やっぱりこっちがよくて
結局僕が選んで、君が呆れてる
やっぱりあっちがよくて
やっぱりこっちがよくて
なんだか、ねえ
ふとしたあくびを真似るように吐き出したため息
悔しくて悲しくて、全てがどうでも良くなる
ふとしたあくびを真似るように吐き出したため息
悔しくて悲しくて結局全てがどうでも良くなる
耳クソみたいなゴミ部屋で
恋にうつつする性格になった
髪をとかすたびストレスの抜け毛
25過ぎたら死ぬことに決めた
ささくれみたいな恋をして
耳くそみたいな音楽を鳴らす
君が笑った、それを見ていたんだ
そんな自分に安心してた
でも、やっぱりあっちがよくて
やっぱりこっちがよくて
結局僕が選んで、君が呆れてる
やっぱりあっちがよくて
やっぱりこっちがよくて
なんだか、ねえ
ふとしたあくびを真似るように吐き出したため息
悔しくて悲しくて、全てがどうでも良くなる
ふとしたあくびを真似るように吐き出したため息
悔しくて悲しくて結局全てがどうでも良くなる
どっちつかずのわがままと
多摩急行の唐木田行きを
死んだ目をしながら眺めてたんだよ
君が笑った
それが嫌だった
ふとしたあくびを真似るように
吐き出した白い煙
悔しくて悲しくて
やっぱり全てがどうでも良くなる
ふとしたあくびを真似るように
吐き出したため息
悔しくて悲しくて
結局全てがゴミになるのに
言い訳してたら朝になってた
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